大阪万博へGO!AI搭載ミライの「人間洗濯機」で体験する、次世代入浴体験
目次1 お風呂が面倒」を変える、AIが導く新しい入浴体験と「全身洗濯機」1.1 ・・・[more]
2025-04-13目次
2025年大阪・関西万博では、AI(人工知能)を活用したロボットが多数出展されます。AIの導入によって、ロボットはこれまで以上に人間に近い役割を担えるようになり、さまざまな分野で活躍が期待されています。農業では人手不足を補い、接客業では案内業務を代行するなど、その活用の幅は広がり続けています。
特に注目すべきは、人間では対応が難しい環境下での作業です。危険や健康被害を伴うような場所でも、AIロボットであれば安全に作業が可能となります。今回は、大阪万博で展示される注目のAIロボットをご紹介します。
月には、地球には存在しない物質や、地球では起こらないような現象が存在する可能性があります。こうした未知の世界を探査することで、将来的な資源の活用や生命の存在を探る手がかりが得られるかもしれません。
また、月には氷水が存在している可能性もあり、それが確認されれば、月面での居住施設の建設や資源採取、さらには長期滞在に必要な生命維持システムの技術開発が大きく前進します。最近では、月を観光地として捉える動きもあり、ますます注目が集まっています。
そこで登場するのが、AI月面ロボットです。これは人工知能(AI)を搭載し、月面での探査や資源調査を自動で行うロボットであり、月の研究や開発に大いに役立つと期待されています。
このロボットは、車輪やアームといった基本的な部品を地球から送り、月面の状況に応じて自分自身で組み立てたり、形を変えたりして任務を遂行します。
宇宙空間でのミッションは、何が起こるかわからない予期せぬトラブルがつきものです。しかしAIを活用することで、ロボットが自らの損傷を検知し、月にある資材を利用して修繕や形の再構築を行うことも可能になります。環境に柔軟に対応しながらミッションを継続できるのは、まさにAIロボットならではの強みです。
このAI月面ロボットの試作機「MoonBot」は、JAXA相模原キャンパスの宇宙探査フィールドにて、地上実験が公開されました。モジュール型で、変形しながらさまざまなミッションに対応するその姿は、まさに未来の探査ロボットを感じさせてくれます。
そんな最先端の変形型ロボットが展示される大阪・関西万博。間近で見られる機会は貴重で、非常に注目が集まること間違いなしです。
出典:東北大学公式サイト.月面で自律的に任務を遂行する、変幻自在なAIロボット 試作機を公開 ― 大阪・関西万博での展示・実演も .(2025年3月12日).https://www.tohoku.ac.jp/japanese/,(引用日2025-04-04)
現在、農業分野では若手の担い手が減少し、高齢化が進んでいることから、農業そのものの存続が危ぶまれています。こうした課題に対して、クボタが開発した「万能型AIロボット」が解決の糸口となることが期待されています。
このロボットは、耕うん・種まき・除草・収穫・農作物のモニタリング、さらには土木・建設作業までを1台でこなせるプラットフォーム型ロボットです。
たとえば稲作では、作物の成長のために、栽培前に土を柔らかくし、水の通り道をつくるために土を掘り返して耕す作業があります。
これまでは、トラクターやコンバインなど別々の機械で行っていた作業も、このロボットであれば1台で完結します。車体の幅や高さを状況に応じて変えながら、効率的に耕起作業を行えます。
さらに、足腰に負担がかかる面倒な除草や間引き作業もこなします。加えて、作物の根張りを良くし、倒れにくくするための「土寄せ」も自動で行います。
そのほかにも、作物の成長を妨げる病害虫や雑草の除去から、収穫作業までを一貫してこなすことができ、まさに万能な存在です。
このタイプのロボットは、4本の脚を持ち、それぞれの足を伸ばしたり縮めたりしながら、傾斜のある地形も安定して進むことができます。たとえば果樹園のような斜面でも問題なく作業が可能です。
荷物を水平に保ったまま安定して運ぶことができるので、作物を傷つけることなく、自動での運搬が可能です。効率も大きく向上します。ロボットアームも搭載可能で、今後は農業以外の用途にも使えるよう開発が進められています。
このロボットは、農業だけでなく、さまざまな作業に対応できるよう設計されていて、AIとロボット技術の両方が進化した今の時代だからこそ実現した、最先端のAIロボットです。
大量の作物を、より効率よく、しかも無人で生産できる未来が、もうすぐそこまで来ているかもしれません。これからは、より美味しい農作物を、より持続可能な方法で作れる時代がやってきます。
出典:クボタ公式サイト.大阪・関西万博 フューチャーライフ万博「未来の都市」 クボタ、「食と農」をテーマに2台の未来の「汎用プラットフォームロボット」を展示 .(2025年3月10日).https://www.tohoku.ac.jp/japanese/,(引用日2025-04-04)
案内ロボット「ugo」は、万博を訪れる来場者に向けて、駅構内での案内業務を担当します。Osaka Metro中央線・夢洲駅南改札の外にて、立ち止まっている人に声をかけ、多言語での案内や質問対応を行います。
このロボットは身長約2mで、高さの調節が可能です。全方向に移動・旋回でき、スムーズな案内が可能です。また、AIによる防犯機能も搭載されており、迷惑行為を検知すると警告アラートを発します。
搭載されているのは、NTTが開発した国産大規模言語モデル「tsuzumi」で、日本語、英語、中国語、韓国語に対応可能です。環境負荷の低い設計も評価されており、万博に訪れる外国人観光客にとっても安心して情報を得られる存在となるでしょう。
実際の会場内にも笑顔検知ロボによる笑顔の拡大循環 SmiralRobo 〈ugo Pro〉と笑顔検知ロボによる幸福の可視化 Happiness Meter 〈ugo mini〉が展示され、来場者の幸福度をはかります。
出典:UGO公式サイト.月面で自律的に任務を遂行する、変幻自在なAIロボット 試作機を公開 ― 大阪・関西万博での展示・実演も .(2025年4月2日).https://ugo.plus/,(引用日2025-04-04)
宇都宮大学と同大学発のスタートアップ企業・REACT株式会社が共同で開発したのが、「Jbot(ジェイボット)」です。AIとロボットアームを活用し、ドリンクを提供する機能を備えています。
大学の研究機関がこのように実践的な技術を万博に出展していることは、学生たちの活躍の場としても非常に意義深く、未来の可能性を感じさせます。
出典:万博公式サイト.ロボットエクスペリエンス参加ロボット・事業者一覧 .(2023.11.28).https://www.expo2025.or.jp/,(引用日2025-04-04)
大阪万博は、最新技術の実証実験の場としても大きな意味を持っています。これらのAIロボットは、未来社会の課題解決に向けた一歩であり、私たちの生活をより便利で安全なものにしてくれるでしょう。
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