株式会社ロビット

AI画像認識×ロボットで変える!食品の外観検査と食品の歩留まりを解消!

screenshot
出典引用:株式会社ロビット

株式会社ロビットは、2014年に設立された、AI(人工知能)とロボティクス技術を核としたものづくりイノベーション企業です。製造現場で実際に起きている課題に真摯に向き合い、現場目線での解決策を提供することで、多くの業界から高い評価を得ています。

株式会社ロビットの開発アイテム

株式会社ロビットのオススメのAI技術、サービスや開発しているプロダクトを紹介します。

同社が提供する主なサービスの一つが、AI外観検査ソリューション「TESRAY(テスレイ)」シリーズです。

TESRAY Gシリーズ

TESRAY Gシリーズは、食品などの不良品をAIが見分け、ベルトコンベアから落ちる瞬間をとらえて自動で排除する装置です。ピーナツやさつまいもなど、これまで外観検査が難しかった食品にも対応し、高精度な検査と効率的な不良品除去を実現しています。

TESRAY Rシリーズ

一方、TESRAY Rシリーズは、「ロールtoロール」方式で製造されるシート状製品、例えばフィルムや電池材料などの外観検査に特化したAIロボットで、製造プロセスのさらなる自動化と品質向上を支えています。

「CUTR(カトル)」

また、同社はAI自動カットロボット「CUTR(カトル)」も開発しています。これは、レタスの芯除去やマイタケのカットといった、従来人手に頼っていた複雑な食品加工工程を自動化するロボットです。高い精度で作業を行い、歩留まりの向上と廃棄物の削減にも大きく貢献しています。

株式会社ロビットの3つの特徴

1

AIとロボットを高度に融合させた技術力

AIとロボットを高度に融合させた技術力です。AIによる画像処理とロボット制御技術を一体化することで、単なる外観検査にとどまらず、不良品の除去や食品加工までを自動で行えるトータルソリューションを実現しています。アーモンドの不良品を瞬時に取り除くといった、緻密な作業にも対応可能です。

2

独自のハードウェア開発力

独自のハードウェア開発力が挙げられます。AIのソフトウェア技術だけでなく、現場で本当に使えるロボットを自社で開発・設計できる点は、他社にはない強みです。たとえばレタスの芯を正確に除去するなど、繊細な作業を可能にするのは、ハードウェアとAIが高い次元で統合されているからこそです。

3

現場目線

現場目線で課題を捉える力があります。ロビットは現場で働く人々の声を大切にし、そのニーズに応える現実的な解決策を提供することを重視しています。机上の理論ではなく、「使える」「役立つ」製品開発を貫く姿勢が、多くの顧客から信頼を集めています。0から発想して、なかったものを作り出しています。

株式会社ロビットの導入事例

富士倉庫株式会社(倉庫業)においてのA外観検査の導入前課題

富士倉庫株式会社は、世界中の農作物の選別業務を受託している倉庫会社です。特にアーモンドの選別作業において、従来主流だった色彩選別機では、「形状不良(ダブル、欠け、ワレ)」、「虫ズル(虫食い跡や虫が這った跡)」、「殻つき」、「樹脂異物(プラスチック片)」といった、アーモンドの身と色が類似している不良品や異物を識別することが困難でした。

このため、色彩選別機で検出できない不良品は、熟練作業員による手作業に頼らざるを得ず、人手不足が深刻化する中で、選別品質の維持が課題となっていました。また、手作業による選別は作業員の熟練度や体調によって品質にばらつきが生じ、生産性向上の妨げとなっていました。

特に小さくて不良検出が難しいアーモンドの選別作業は、目の疲労など作業負担が大きい業務となっていました。さらに、各ロットごとの不良の種類や発生頻度の情報を集計・分析することが難しく、原料供給元ごとの品質管理や改善活動が困難でした。

  • 色彩選別機では、アーモンドの身と色が類似している不良品(形状不良、虫ズル、殻つき、樹脂異物)の識別が困難だった
  • 色彩選別機で検出できない不良品は熟練作業員による手作業に頼らざるを得ず、人手不足が深刻化していた
  • 小さくて不良検出が難しいアーモンドの選別作業は、目の疲労など作業負担が大きかった
  • 各ロットごとの不良の種類や発生頻度の情報を集計・分析することが難しく、原料供給元ごとの品質管理や改善活動が困難だった
出典:株式会社ロビット PR times

富士倉庫株式会社(倉庫業)においてのA外観検査の導入後効果

富士倉庫株式会社はAI外観検査装置を導入したことで、従来の色彩選別機では検出が難しかった「殻つき」「殻ささり」「ダブル」「樹脂片」「虫ズル」といった不良品を、100%の検出率で正確に判別できるようになりました。熟練作業員でなくても高精度な選別が可能となり、検査品質の安定化を実現しました。自動化による選別によって作業負担が大幅に軽減され、省人化も達成されました。

また、検出と取り除きまで自動で行えるため、さらなる人手削減にも貢献しました。

さらに、各ロットごとの検査情報が集計できるようになり、不良の種類や発生頻度の傾向を把握し、原料供給元ごとの年度別品質管理が可能になりました。高い検査品質が評価され、流通加工における選別業務の新規受注にもつながりました。

  • AI外観検査装置「TESRAY Gシリーズ」導入により、「殻つき」「殻ささり」「ダブル」「樹脂片」「虫ズル」といった不良品を100%の検出率で正確に判別可能になった
  • 熟練作業員でなくても高精度な選別が可能となり、検査品質の安定化を実現
  • 自動化による選別で作業負担が大幅に軽減され、省人化を達成
  • 各ロットごとの検査情報が集計できるようになり、不良の種類や発生頻度の傾向を把握し、原料供給元ごとの年度別品質管理が可能になった
  • 高い検査品質が評価され、流通加工における選別業務の新規受注につながった
出典:株式会社ロビット PR TIMES.【AI導入事例】ロビット、ナッツなど農作物の外観検査自動化を進めるAI外観検査装置「TESRAY Gシリーズ」を富士倉庫社の実生産ラインに導入。.(2023年11月8日).https://prtimes.jp/,(引用日2025-04-24)

株式会社ロビットの概要

住所 〒174-0051
〒174-0051 東京都板橋区小豆沢4-26-13
分野 映像認識・画像解析(視覚的)
業界 物流, 製造, 農業, 食品製造業
事業内容 AI外観検査ロボット レタスの芯取りロボット
製品 TESRAY Rシリーズ TESRAY Gシリーズ
サイトURL https://robit.co.jp/about