大阪万博へGO!AI搭載ミライの「人間洗濯機」で体験する、次世代入浴体験
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2025-04-13経済産業省が公表した「ものづくり白書」によると、企業が抱える課題として「労働者が足りない」と答えた割合が、2023年は59.2%だったのに対し、2024年には66.7%にまで増えました。たった1年で7.5ポイントも上昇しており、人手不足の問題が製造業でもさらに深刻になってきていることが分かります。
製造業では、深刻な人手不足の中でも生産性を維持・向上させるために、さまざまなAI技術の導入が進んでいます。中でも注目されているのが「AI画像認識技術」です。
特に画像認識技術は、人の目の代わりを担い、目視確認や目が必要だった作業の置き換えが期待されています。
たとえば、製品が完成した後に不良品がないかを確認する「品質検査」といった工程も、AIを活用した機械によって代替することができます。
ここでは、具体的な活用事例を見ていきましょう。
出典:経済産業省公式サイト.2025年版ものづくり白書(ものづくり基盤技術振興基本法第8条に基づく年次報.(令和7年5月30日).https://www.meti.go.jp/index.html,(引用日2025-08-04)
AI外観検査装置は、製品にキズや欠け、不良品、異物の混入などがないかを自動で検査する機器で、AIによる画像認識技術を搭載しています。従来のルールベースの検査とは異なり、より柔軟で高精度な判断が可能です。AI外観検査を導入することで、具体的に以下のようなメリットが得られます。
こうしたAI外観検査の特長によって、検査にかかる時間が短縮されるだけでなく、検査工程に必要な人手も削減できるため、製造現場における人手不足の解消が期待されています。
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人手不足を解消するための有力な手段として、AI産業用ロボットの活用が期待されています。特に、これまで自動化が難しかった多品種少量生産の現場でも、問題なく自動化が可能になってきています。
具体的には、以下のような分野で活用されています。
これらの複雑な作業をAIロボットがこなせるようになったのは、「見て、判断し、動く」という、人間の作業に近い能力を獲得したからです。具体的には、センサーや画像認識AIで得た情報をもとに、ロボットアームの角度を変えたり、微細な力加減を調整したりできるようになっています。
このように、多くのこれまで自動化が進んでいなかった分野の作業をロボットが担うことで、人手不足の解消が期待されています。
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AI作業解析カメラは、作業員一人ひとりの生産性向上に役立つAI搭載のカメラです。主に以下のような機能があります。
結果的に、現場の生産性向上とミスの減少が期待されています。
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工場内で立ち入り禁止区域に入った場合や、動いているフォークリフトや搬送機器と接触しそうになった際に、AIカメラが警告を発して安全対策に役立っています。
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倉庫内の在庫状況をAIカメラで撮影し、在庫数を正確に把握できます。これにより、手作業による入力ミスや確認の手間が省けます。
AMRとは、自動で移動し部品や製品を運ぶ搬送機器のことです。
AMRは画像認識AIを活用している場合が多く、人や障害物を自動で避けながら走行します。
また、搬送ルートの変更が必要な場合は、AMR自身が判断してルートを変更することも可能です。
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